9月になりました!

 

9月になったのですが、とても暑い!残暑というにはあまりにも高い気温です…!

 

ここ一週間は台風10号の影響により不安定な天気が続き、雨や曇りの時が多かったこともあって一時期に比べて暑さが少し和らいだようにも感じられていたのですが、今日は晴れた上に台風10号から変わった熱帯低気圧の影響か湿った空気に覆われて大変蒸し暑く、身体が付いていくのがしんどいほどの気候です。

 

暑さだけでなく、昨夜も栃木から茨城県北西部にかけて落雷が相次ぎ、上の原のある桜川市でも一時停電が発生するなど不安定な天候が続いています。

 

先月は宮崎県沖で発生した震度6弱の地震の影響により南海トラフ地震の警報が発令され、ここ数週間は相次ぐ台風や線状降水帯の発生による大雨の被害が各地で発生するなど、自然災害の脅威に晒される月となりました。

 

地震や台風をはじめ、水害、強風や落雷などの自然災害はいつどこで起こってもおかしくありません。

 

それに伴う建物の損壊や火災のリスクは誰にとっても常に身近に潜んでいるもので、これらに対処し被害を最小限に抑え、落ち着いて行動するには日ごろの備えが大切になってきます。

 

 

特別養護老人ホーム上の原では、火災など不測の事態に備えて防災の日の翌日にあたる9月2日に桜川消防署の立ち合いのもと夜間想定の避難訓練を実施しました!

 

人数の限られる夜間に火災が発生した場合を想定し、管理当直の方や夜勤スタッフさん(仮)の方がマニュアルに基づいて動きながら、入所者様を避難口へと誘導していきます。

 

 

 

限られた人数で入居者様全員に声掛けをしながら避難口へ誘導しなければならないため、スタッフさんはとてもあわただしく、大変そうな様子でした。

 

 

誘導が進んできたら部屋に逃げ遅れた方がいないか確認をし、最後に避難口の前で点呼をとって再確認を行います。

 

 

今回は消防署の方も立ち会って各ユニットの動きをチェックいただき、スタッフさんもいつも以上に緊張感をもって誘導や確認にあたっていました。

 

避難訓練が一通り終わってから、最後に消防署の皆様から講評をいただき、避難訓練の意義や気を付けるべき点などをお話しいただきました。

 

 

消防署の皆様からのお話では年明けに起きた羽田空港の飛行機事故の事例が紹介され、世界中から称賛されたスムーズな避難対応の背景には日ごろから定期的に避難訓練を実施し、実際に1か月前にも避難訓練を行っていたこと、訓練に基づいてしっかりと落ち着いて行動していたことがあったことをお話しされていました。

 

緊急時はパニックを起こしてしまうことを避けなければならないとのことで、爆発の直前まで終始落ち着いた対応を取り避難誘導を行った機長やスタッフがパニックを起こさないために敢えて落ち着いた対応を見せていたエピソードや、機長が爆発の危険があったにも関わらず機内に逃げ遅れた乗客がいないかしっかりと確認して回っていたエピソードなども紹介され、大変印象に残るお話をしていただきました。

 

災害などはいつどこで起こるかわかりません。自然災害などは抗えない側面もあり、とにかく起きたときに対しての日ごろの備えが重要になってくるということを、この日の避難訓練や消防署の皆様のお話から改めて強く感じました。

 

今回の避難訓練にお立ち合いいただいた桜川消防署の皆様、このたびは貴重な機会をいただきありがとうございました。

 

 

9月は台風シーズンです。今年は例年に比べてかなり暑く、台風の活動も活発になってきているように感じます。

 

9月1日は防災の日。

 

日ごろの体調管理に加えて、もしもの時の備えについて一度振り返ってみるいい機会かも知れません。