猛暑日の続く7月下旬、25日から4日間に渡って筑西市の下館駅前にて下館祇園まつりが開催されました。

 

駅前通りに出店が軒を連ね、地元の方や近隣地域、遠方の方々まで多くの方が毎年訪れる筑西市最大のお祭り。

 

そのお祭りの3日目の夕刻。重さ2トン、担ぐ神輿としては日本最大の大きさを誇る平成神輿を筆頭に各地から神輿が集まり下館駅前を練り歩く「わっしょいカーニバル」が7月27日に行われ、上の原学園も法人の神輿を担ぎ参加させていただきました。

 

 

開会の挨拶の後、アルテリオ前から順番に各地区の子ども神輿が駅前を練り歩き、続いて各地から参加した神輿が次々と列をなし音頭と共に駅前通りを勇壮な佇まいで巡っていきます。

 

上の原学園も列に加わり、「よいさー!」と掛け声を上げながら神輿を担いで前進していきます。

 

 

始まった頃はまだ日もあって明るく通りもスペースに若干の余裕がありましたが、渡御が始まってほどなくすると人通りもにわかに増え、たちまち通りが熱気に満ちていきました。

 

 

日が沈むと辺りの照明と神輿の提灯に明かりが灯り、一段と祭りの雰囲気が出てきました。人も多くの人が行き交い、出店の食べ物のおいしそうな香りが辺り一面に漂います。

 

 

 

下館駅前の通りを照らすガス灯風の照明と提灯が夕暮れの空の下、辺りを赤く照らし出し、どこか幻想的な雰囲気を醸し出します。

 

通りはすっかり人で溢れ、神輿の掛け声と出店の音、食べ物の香り、雑踏が入り交じり、祭りは一気に最高潮へと向かいます。

 

しかしそれもつかの間。雲行きが怪しくなってきたかと思っていたら、あっという間にぽつぽつと雨音が…

 

次の瞬間、雷の雷鳴と共にバケツをひっくり返したような大雨が一気に降り注ぎ、神輿の行列も祭りに集まった人々も雨に打たれて水浸しとなってしまいました。

 

神輿の行進は一時中断し、参加者の皆様は軒下などで雨宿り。

 

激しい雷がそこかしこに落ち続け、下館市内は一時停電してしまうほどの凄まじい雷雨となりました。

 

 

しばらく待機時間が続き、雷雨も次第に遠ざかると、やがて渡御が再開され、人の賑わいもすぐに戻りました。

 

全員全身水浸しでしたが気持ちを入れ直し、駅前へと集まっての祭りのハイライトへと向かっていきます。

 

 

駅前に着くと各神輿の紹介が順に行われ、音頭と共に神輿を高く掲げて差し上げ、お囃子に合わせて神輿が激しく揺り動き、集まった人々はその様子を歓声を上げながら見守っていました。

 

 

最後は市役所前を一周し、一同アルテリオへと向かい、わっしょいカーニバルが無事に締めくくられました。

 

 

途中猛烈な雷雨に見舞われてどうなることかと思いましたが、参加した職員の皆様、大変な中最後までやり切っていただき、本当にお疲れさまでした。

 

水浸しになってしまい風邪を引かないか心配にもなりましたが、ひとまず大きな事故もなく終えられたことが何よりです。

 

筑西市の伝統あるお祭り、筑西祇園まつり。

 

今年もまた一つ大きな節目のイベントを終え、季節はまた一歩、前へと進んでいきます。